英語の話。
私のスペック。
中高時代の英語はズタボロ。一浪中に、英語のセンター試験を4割から8割にあげるも、その後大学(美大)では英語のクラスはなく、そのまま英語の能力はゼロに戻る。
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26歳の時にアメリカに留学。YESかNOくらいしか言えず、ホストマザーに初日の授業後に「大丈夫よ」と慰められる。
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半年で大学院に入るも英語のクラスからスタート。その時のTOEICは540点くらい。
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1年後くらいにTOEICは760点に上がり、その後テストの勉強はしなくなった。
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31歳までの5年間、ヨーロッパで働いたりして、英語環境にいたが、空気を読むのが得意なのとテストの勉強をしなくなったので、自分の実力はわからず、雰囲気で英語を使っていた。
*自覚している英語のレベルは中の上くらい。知らない単語があっても会話はできるし、自分の言いたいことは言えるが、細かいニュアンスまでは伝えられない。前後の脈絡がない子供との会話、一部だけ切り取られた会話が苦手。電話も苦手。(予測と雰囲気を掴めないから)映画の理解度は7、8割くらい。
つまり、中級から抜け出せずに停滞。そこで何をやろう!と考えた結果。
1、本を読む。
英語の初級時に「英語の本を読みなさい。辞書を引かずに雰囲気で読みなさい」と言われましたが、この時知っている単語数が少なすぎて、雰囲気でもわからない。
自分に合うレベルの本は1ページに知らない単語が1、2個くらいが望ましい。
中級になったからこそ、自分の興味のある面白い本に手を出せるようになりました。ちなみに前から声に出して読んでいたことから、今でも声に出さないと文字が頭に入ってこない現象がおきています。(発音の練習になりますが・・)
・子供用の本
これも突拍子のない展開になるので、実は初級時には理解するのが難しかったです。今なら、ジョークもわかるので楽しく読めています。オススメはロールダール。ロールダールは有名なので音声データもあり、本を自分で読んだり、聞いたりできるので、何回でも楽しめます。
・スピリチュアル、自己啓発系
自分が興味があるから!それだけです。
最近はAmazonでAudibleがあるので、本を読むのと聞くのとを一緒にできます。聞くだけでもいいかもしれませんが、勉強の場合は実際に読むということを優先させた方がいいと思います。音声はあくまで補助。ただ聞くだけだと、聞き流してしまって新しい単語の蓄積にはなりにくいかもしれません。
2、Udemyで英語の授業を取る。
これも自分の興味のある分野の授業を取ることで、スクリプトもありますし、理解したい!という気持ちがあるので、勉強になります。英語の授業を英語で聞くのもいいですし、美容やアートなど、なんでもあります。
3、ヒアリングマラソンにチャレンジ!
アルクのオンライン講座。日本語で解説してある講座ってどうなの?と思いましたが、音声はネーティブなので(教科書英語ではなく、生のインタビューなど)結構いいです。また、ニュースなどをなんとなく聞いてなんとなく分かっていることを、日本語で解説があると、自分は単語で1つの意味しか分かってなかったが、この場合は違う意味で使われていたのか!とか、気づきも多いです。日本語での解説があるのは、案外近道かもしれません。
英語を英語で回りくどく説明されるより、日本語で一言で言われている方がわかりやすかったりもします。
また、テストが定期的にあるので、強制力もあります。お金を払っている!という気持ちもありますし。
個人的には、初級者には全くオススメできません。中級の中〜上級者にはいい教材だと思います。
レベルに合わせてやり方を変えれるのもいいです。
ただ、6ヶ月のコースをやったあとは、もしかしたらイングリッシュジャーナルの定期購読で十分かもしれないと思っています。というのも、ヒアリングマラソンは細かいセクションに分かれていて飽きさせない工夫をしてくれているのですが、短編より長編が好きな私としては、逆に短すぎて集中力が続かない。それよりも、イングリッシュジャーナルのようにまとまったインタビューを聞く方が自分には合っているような気がしています。
4、HelloTalkなどのアプリを使う。
語学学習者のコミュニティーを作れるアプリです。世界中でたくさんの方が使っています。自分が知らない単語を聞いたらネイティブが教えてくれたり、英文を添削してくれたり、ニュアンスの違いを説明してくれたり、語学学習の苦労を共有できたり、音声録音で単語の発音を教えてもらったり、色々な使い方ができます。
ただ、変な人もいますし、出会い系として使っている人もいるので、その辺は覚悟してください。ただ、純粋に語学を勉強している人たちもたくさんいるので、モチベーションを維持したり、お互い刺激になったりします。
個人的には、全体に記事をポストして添削してもらうのが一番で、個人でするチャットは面倒臭いだけで、だいたい声をかけてくれる人は出会い系目的だと思っています。
同じ間違った言い回しをしてしまうのを直せるので、新しい発見があります。
ただ、残念な点はパソコンからはチャットしかできないことです。記事をポストするにも携帯をぽちぽちするしかなく、ちょっと大変です。
5、独り言、またはPhotoboothを使って音声と動作とを録画する。
自分が普段どういう風に喋っているのか、自分で見ることができます。動作や目の動き、発音の仕方を客観的にチェックできます。自分ではちゃんと言っているつもりでも、音として聞こえてこなかったり、挙動不審だったり・・・恥ずかしいですが、客観的に自分を観察するのはいい勉強になります。正直、がっかりしますが!笑。貯めておくと、過去を振り返って成長を感じられる、という手もあり、一石二鳥かもしれません。
独り言は1人でブツブツ何度も言い方を変えて同じことを言ってみたり、考えながら喋ったり、英語脳に切り替えられます。私はステッパー運動をしながら、1人でブツブツ話しています。大げさになりきって、感情的に、まるで役者です。笑
*逆に効果が薄いと感じた勉強法*
1、YouTubeで生の英語を聞く
好きなYouTuber(英語)の番組をみる。量を聞けるので英語のシャワーを浴びるにはいいですが、結局これだと英語環境にいて英語をただ聞いている状態と変わらず(無意味ではないですが!)英語の勉強としては成長の効果は薄いかな。
ただ、ネイティブがよく使う口癖、言い回し、感覚的に英語に触れられるので無駄ではありませんし、楽しいのだったら、なんでもやらないよりはやったほうがいいと思います。
ちなみに、こっちも自分の好みが見えるのですが、人生観を語っている人を好きになりがち。そういう人の表現の仕方を聞くのは大変勉強になります。
2、Netflix等、映画やドラマを見る。
これも1と同じ理由。やり方にもよりますが、大量に聞くことができる、それだけです。
「friends」などの番組を1つ1つの英語表現を立ち止まって勉強するのにはいいと思いますが、なんせドラマも映画も長いですから、覚えることが多すぎて結局何から手をつけたらいいのやら??の状態になってしまいました、私は。向き不向きの問題かな。
これもやらないよりはやった方がいいとは思ってます!
3、単語帳、文法書で勉強する。
私みたいな感覚で英語をやっている人はあんまりです。ていうか、飽きます。あくまで英文も音声も「アカデミックな英語」と割り切って、最初に使うのはいいと思いますが、中級からはいらないでしょう。辞書も同じくいらなくなります。
それよりも、わからなかった文法、単語をネットでニュアンスの違いを見て少しずつ蓄積していった方がいいような気がします。
文法ががっちり分かってた方がいいような気もしますが、雰囲気で勉強してきた身としては、文法ではどうだかわからないけど、こっちの言い方のほうがよく聞くし、なんとなくしっくりくる気がする、を大事にしています。
4、オンライン英会話をする。
長いことやっていました。やらないよりはやった方がいいです。アウトプットのため、度胸試しとしては効果があるでしょう。
ただ、問題点は、
・講師が変わるたびに自己紹介から始まる。25分の授業で毎回5〜10分自己紹介て・・・・
・同じ言い回し、言い方をしてしまいがち。そして、先生方はそこまで細かく直してくれません。会話って通じればオッケーなところがあるので、いつも決まって同じように間違うということが起こり得ます。
・インプットをしている実感がない。
5、ロゼッタストーン
英語初級者にはいい教材かもしれません。中級からは正直、かったるいだけの教材です。そして、ザ・アカデミック!!って感じです。ゆっくりハキハキ話してくれますが、日常でこういう喋り方をしてくれるのは英語の先生くらいでしょうね。
以上です。英語の勉強は何よりも継続!!英語を上達するんだ!という気持ちと、自分のレベルに合った正しいやり方での努力が必要な気がします。
あくまで私の場合をまとめてみました。参考にしてください。そして、多分今と来年は私の中でもやり方が変わっていくでしょうね。日々成長です。